1. いざ、物件の写真を撮るその前に…

カメラを構える前にするべきこと

いざ、物件に赴いて写真を撮ることになったとします。果たして、よい写真が撮れるのか、イマイチな写真となってしまうのか、、、これ、実はシャッターを切る前に決まってしまっていることが多いんです。

「写真の良し悪しは構図で決まる」とよく言われるのですが、どんなにバランスよく決まった構図だったとしても、なんだか不鮮明だったりブレていたり、見せたくないものや美しくないものが写真に写っていたらがっかりですよね。

ここでは、そんな残念な失敗を避けるため、撮影前の準備のポイントについてお教えします。

撮る前にレンズのチェックをしましょう

撮れた写真に白いベールがかかっているように見えることや、光源の周りがぼんやりとにじんでいるようなことはありませんか?

実はこれ、カメラのレンズがホコリや指紋、手の脂が原因になっていることが多いのです。本来、レンズにストレートに光が入ることで、シャープに撮影できるはずなのですが、手前にゴミや汚れがあると、そこで光が乱反射するため、にじんだり、ボンヤリした写真になってしまうのです。

マイクロファイバーのクリーニングクロス
マイクロファイバーのクリーニングクロス

それはそれでムードがあってよい、と言えなくもないのですが、このサイトでは物件を正確にキチンと撮ることを目的としていますから、ふんわり系の演出はとりあえず置いておきましょう。レンズの汚れを取るにはマイクロファイバーのクリーニングクロスを使うのがよいでしょう。

撮影する前にさっとひと拭き、気分もすっきり撮影することができます。レンズを拭こうとするとき、ティッシュペーパーを使うとレンズに細かいキズを付けてしまう恐れがありますので、避けましょう。

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レンズが汚れているため不鮮明な写真。もやがかかったような描写で全体的にすっきりしない

 

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レンズを綺麗に拭いて撮った写真。全体的にクリアで抜けがよく、色も鮮やか

撮影前のひと手間が写真をよくする!?

いつでも手軽に撮影することのできるスマートフォンのカメラ。気になったらすぐにアプリを起動してシャッターを切ることができますよね。

でも、撮る前に一呼吸おきましょう。被写体やその周りに移したくないものがあったりしませんか?ホコリやごみ、汚れなどがあったら、さっと片づけてしまいましょう。物件を撮るときには、簡単な掃除道具があるとよいかもしれませんね。

物件の外観を撮るときには自動車(特にナンバープレート)や通行人などが入らないように注意して撮影しましょう。また、カーテンやブラインド、網戸が中途半端な状態になっていないか、撮影前に今一度確認してみましょう。小さな写真でも意外なほど違和感として残ることがあります。

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小さなホコリでも意外と目立つものです。また、遠くのほうに自分の持ってきたカバンが写っている、なんてこともよくありますので十分に注意してください。(※写真はイメージです)

手ブレは撮影の最大の敵

スマートフォンのカメラで撮影された室内の写真を見ると、多くの場合手ブレの症状を見ることができます。明らかな手ブレではなかったとしても、細かい手ブレで写真全体の解像感がなく、どことなくボンヤリした写真になってしまうことがほとんどです。手ブレを防ぐには自分にあった安定する持ち方や構え方を身につけることが大切です。

手ブレを防ぐ構えのポイントは、とにかくカメラを持つ腕の可動域を減らすことです。どんなカメラを構えるときでも共通していますが、「脇を閉める」「体になるべく近いポジションに構える」「壁に体を預けて撮る」「ストラップにテンションをかけて撮る」などが一般的です。

 

非常によく見かける構え方。脇が開いていて不安定、上下のブレ、前後の回転ブレ、左右の回転ブレが起きやすい
非常によく見かける構え方。脇が開いていて不安定、上下のブレ、前後の回転ブレ、左右の回転ブレが起きやすい

 

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スマホではありがちな構え方、ボタンを押すときにブレやすい

 

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筆者のオススメする構え方。少々窮屈にみえるが、上下左右、回転系のブレを小さくできる。力みすぎないことがポイント。シャッターはiphoneの音量ボタンで切る

 

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壁などに寄りかかることで安定感が増す。周囲に寄りかかれるものがあれば、積極的に使って、ブレを軽減させましょう。

簡単なことばかりですが、上記のポイントをしっかりおさえれば、写真の質はグッとあがります。ぜひ、実践してみてください。

 

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